世界では自動車が右側通行のところが多いですが、日本は自動車が左側通行になっています。
沖縄も自動車の通行で改正がありました。
そのことについてご紹介したいと思います。
沖縄の交通状況
沖縄は戦前、ほかの日本の土地と同じく自動車は左側通行でした。
しかし、第二次世界大戦後はアメリカの支配を受けた沖縄ですので、あらゆる制度がアメリカの意向によって決まっていきます。
その中で交通も自動車は右側通行となりました。
その後、本土復帰になるまでの期間は、ずっと沖縄は自動車が右側通行となりました。
その後、1972年に本土復帰を果たした沖縄ですが、すぐに交通状況は変わらず1976年に変更を予定していました。
しかし、沖縄海洋博覧会の開催が優先されるなどして延期になってしまいました。
そのため1978年に自動車の右側通行が左側通行に変わりました。
当時発表があった時に、具体的な実施項目が発表されなかったこともあり、県民は不満が高まっていた。
交通規則を変えることは命にかかわることなので、実施項目が無ければ確かに不安になることは分かります。
いろんな事故の補償などに関しても不満が募っていたため、いろんな問題点を出しながらも左側交通変更は1978年に行われました。
変更後の沖縄
沖縄の交通は1978年に自動車が左側通行に変更されました。
しかし、今まで右側通行だったのが左側に変わるのは交通整理が必ず必要になってきます。
そのため全国から警察がやってきて沖縄の交通整理をしました。
しかし、変更後は今まで右側に慣れていたドライバーが多かったこともあり、主要道路では渋滞が発生し、朝に出た営業バスが渋滞によって夜に帰ってくるなど、交通は混乱を招きました。
また、ハンドルも復帰前までは左ハンドルが主要な車も多かったですが、本土復帰後は右ハンドルに変えられた車が多くなりました。
また、ヘッドライトなどの車の一部も通行方式に倣う必要があったので、対策がとられました。
いろんな問題点は確かに出てきましたが、大きな事故は無く、無事に交通整理も終えることができました。
まとめ
沖縄は戦後アメリカの影響で右側通行でしたが、本土復帰に伴い左側通行に変更になりました。
沖縄は右側通行に慣れていた分、左側通行に変わって大丈夫か不安はありました。
左側通行にする点で、いろんな問題点もありましたが、大きな事故は発生せず、交通整理も無事に終えることができ、左側通行に無事変更できました。