琉球大学の開校について

琉球大学という大学が沖縄にあります。

琉球大学は沖縄で唯一の国立大学であり日本の最南端に位置する大学です。

どのような歴史があるのかご紹介していきたいと思います。

■琉球大学開校の開校まで

第二次世界大戦以後、沖縄は高校も無く、大学、専門学校等も1つも無く、高等教育機関が全く設置されていなかった。

日本の本土には早稲田大学や慶応大学などがあったが、沖縄では高等教育の機関が機能していなかった。

1946年以降、具志川村に小学校の教員養成を目的とした沖縄文教学校が開学し、また外国語を勉強するための沖縄外国語学校も開校しました。

しかし、大学は開校されなかったので沖縄の住民は大学の開校をアメリカに要求していった。

そのためアメリカ側も1948年にジュニアカレッジの設立を命令し、1950年に沖縄初の大学である琉球大学が設立されました。

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琉球大学の開校後

1950年に琉球大学は那覇市首里の首里城跡に設立されました。

琉球大学は開校同時に6つの学部が存在し、英語学部、教育学部、社会科学部、農学部、理学部、応用学芸部の6学部で構成されました。

この大学で6つの学部があったのでいろんなジャンルの勉強ができたと思います。

琉球大学設立前にあった沖縄文教学校、沖縄外国語学校は琉球大学に吸収される形になりました。

沖縄に大学ができたことで沖縄の人たちも勉強をすることができるようになります。

アメリカの統治下にあったことから英語の勉強も必要だと思うので外国語を学ぶ上でも琉球大学は助けになったことでしょう。

琉球大学にあった6つの学部も後に林学部を設置され、応用芸学部が商学部と家政学部に分離されるなど、琉球大学内でも多くの編成がなされていきました。

そして日本に返還された1972年の沖縄の本土復帰により、日本の大学と琉球大学はなりました。

文部省に移管もされ国立大学となりました。

その後の琉球大学

その後も琉球大学は編成を繰り返していきますが、1979年には医学部が設置され、医学を沖縄の人も学べる機会がおとずれます。

2008年には観光産業化学部が独立するなど今でも大学として機能しており、様々な学部で勉強することができます。

このような発展を遂げてこられたのも、沖縄の人たちの大学設立の要望があったからこそだと思います。

まとめ

沖縄は戦後大学がなく勉強するにも限度があった。

しかし沖縄住民の強い要望もあり琉球大学が設立し、今も発展していっている。

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