沖縄が日本に復帰してから、いろんな催しものが開催されるようになりました。
沖縄国際海洋博覧会もその内の1つです。
どのようなものかご紹介していきます。
沖縄国際海洋博覧会の内容について
沖縄国際海洋博覧会は「海―その望ましい未来」というテーマをもとに日本を含む36か国と3つの機関が参加されました。
内容的には記念切手や記念貨幣などが発行されました。
また海洋文化館、水族館、海洋生物園、エキスポビーチ、水の階段などもあります。
水族館は後の美ら海水族館となります。
そして、沖縄国際海洋博覧会の目玉は人工島のアクアポリスです。
アクアポリスは世界初の会場実験都市として、未来の海上都市をイメージして建造された構造物です。
水中カメラで撮影されたものを無線でアクアポリスに送信してアクアホールのスクリーンで見ることができるなど、多くの費用をかけていろんな装置をつけました。
沖縄国際海洋博覧会は日本でも世界でも注目を集めた博覧会となります。
沖縄国際海洋博覧会のデメリット
多くの新システムの導入や利益などを見込んだ沖縄国際海洋博覧会ですが良いことばかりではありません。
まずは沖縄国際海洋博覧会で450万人の入場者数を見込んでいましたが、最終的には349万人にとどまり、さまざまな商売を目論んだ人たちはそれほどの利益を得ることができませんでした。
また沖縄国際海洋博覧会で行われた開発により、赤土の海への流出を招いて沖縄のサンゴ礁に被害を与えるきっかけになりました。
また海洋汚染にもつながりました。
また沖縄国際海洋博覧会に出席するため、沖縄を訪問していた当時の皇太子と皇太子妃がひめゆりの塔を訪問していた際に火炎瓶を投稿されるなどの事件も起きました。
沖縄国際海洋博覧会は沖縄の人に勇気と希望を与える面で開かれた博覧会でもありましたが、被害も小さくはない被害を受けているのでメリットとデメリット両方を得た催し物となりました。
まとめ
沖縄国際海洋博覧会は日本を含めた世界で注目された博覧会となり、アクアポリスをはじめとして多くの催し物で入場者を沸かせました。
しかし、沖縄国際海洋博覧会でサンゴ礁や沖縄の海に被害が出るなど、博覧会によって得たダメージも大きかったといえます。
しかし、沖縄国際海洋博覧会の時の水族館が現在の美ら海水族館になるなど、沖縄の発展のためにつながった催し物となりました。
沖縄で開かれた国際海洋博覧会は世界の人に沖縄を知ってもらえたことかと思います。