沖縄では給水制限が行われていたことがありますが、326日間も給水制限されました。
なぜこのように長い給水期間となったかご紹介していきます。
給水制限実施の理由
沖縄返還から何年も経過した後、いろんな改革が進んでいきました。
そのため、水の需要が増加していきました。
水の使用量が増えていくと水不足につながることにもなるので毎年給水制限が繰り返されていきます。
70年代には169日間の給水制限が行われています。
そのため、沖縄でもダムの建設が始められていき、水の確保をしようとしていきます。
しかし、給水制限を行っていた中でも1981年は特に水不足になりつつありました。
梅雨の時期の雨量が半分以下で、ダムの水の量も減少していったからです。
気温の上昇に伴い水の使用量も増えていきます。
そのため、1981年7月から給水制限を始めました。
326日間の給水制限
夜間断水をしても雨が降らず、ダムの水が減る一方になっていき、遂にはダムの水が30%を切ることになります。
夜間断水を行いつつ、隔日断水も行い、水を節約しつつ雨が降ることを願いました。
しかし、台風が来ても期待通りの雨が降らず、人工降雨も行い水を確保しようとしますが、上手くは行きませんでした。
秋には5%台にまでダムの貯水率が落ち込み、ほぼ干上がった状態となりました。
県外からも給水物資が届くなど、沖縄の水不足は深刻だったことが分かります。
ダムの建設など、いろんな手を尽くしながら水を確保していきましたが、水不足は1982年と年を越えても続いていきました。
しかし、3月に入ると雨が多く降るようになり、雨が降ることが多くなっていきます。
そして、5月にもまとまった雨が降るようになっていき、給水制限も緩和されていきました。
雨が多く降り、ダムの建設も進んだため、貯水率も回復していき、6月上旬に給水制限が完全に解除されました。
給水制限は326日間も続き最長記録となりました。
沖縄では、その後も水不足になった年がありますが、住宅に大きな水タンクが設置されるなどして、水の供給をできるように工夫されました。
まとめ
沖縄は改革のため多くの水を使用するようになっていき、度々給水制限が行われるようになった。
そのため沖縄でも数々の努力をして水の問題を取り組もうとしたが、上手くいかず問題は続きます。
1981年7月から1982年6月まで雨の量が少なく給水制限が行われ、日本最長の326日間も給水制限が行われた。